サイクリングに関する内容はHiloker.netに移動しました。(古いものは、Hiroのサイクリング&写真記録庫)
よろしければどうぞ。
デバッギング ザ デベロップメント プロセスを購入した [書籍の紹介]
先日 Amazonでデバッギング ザ デベロップメントプロセスという本を購入した。
作者はSTEVE MAGUIREさんというMacintosh晩のExcelなどの開発に携わった方だ。
実は自分が新人だったときにこの本と「CODE COMPLETE」、それから「ライティング ザ ソリッドコード」は愛読書で後輩などにも貸したりしていたのだが、帰ってこない(!)ので、再度購入してしまいました。内容的にはとてもいい内容で、久々に目を通してみただが、知らないうちにこの本で学んだことを人に教えていたり、自分の行動指針になっていたりなど、役に立つ本だと感じました。
僕が特に気に入っているところを1つ紹介すると、1章の「目標をしっかりと掲げよ」から「努力を怠らない」あたりまでのところである。ソフトウェア開発においてあいまいな目標しかなくても何となく製品ができてしまうなどの話に始まり、目標を具体的に立てることにより焦点が定まり、無駄なことをしなくなったという話をもとに目標設定の重要性を話している。僕が特に気に入っているのは「より具体的な目標を持てば、あなたは頭に思い描いている図式にそぐわないものをすぐに拒絶できる。明確なプロジェクト目標は、プロジェクトに投げ込まれる日々の取るに足らない作業を振り分けるのを支援する働きがあるのだ。」という一節である。具体的な目標、目的を設定することによって判断を速やかに行うことができ、無駄をなくすということ。こういったことの必要性について改めて感じることができた。
この本の全般にわたるマグワイア氏の実体験を含めた数々の話はこの業界の特に作業の効率的な進め方について焦点を当てた内容となっており、こういった本に昔出会えたことを幸せだとつくづく感じた一冊であった。
ソフトウェア工学に関心がある皆さんには是非読んでいただきたい一冊である。
デバッギング ザ デベロップメント プロセス―理想的な開発工程を目指して (マイクロソフトプレスシリーズ)
- 作者: Steve Maguire
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
コメント 0